ロマン主義・写実主義
ロマン主義は、作品の中に物語性の感動やスキャンダルのエピソードを描きこむこととして新古典主義をさらに洗練し拡張したものだが、構図や絵柄がダイナミックで非常に民衆受けした。ジェリコーやドラクロワがその代表的な画家だが初期には残忍な事件や事故などを題材にしたため批評家からは不評をかった。
やがて、もっと現実を見据えるべきだという画家や批評家が現れ、農民や労働者の暮らしや風景を題材に人間の内なるものを追及する作品が評価を受けるようになった。そうした作風を写実主義と呼びミレーやコローが描いた農民の暮らしや田舎の風景がサロンでの支持を受けるようになる。
ドラクロワ | |
民衆を導く自由の女神 | 十字軍のコンスタンチノープル入城 |
キオス島の虐殺 | ユダヤ人の婚礼 |
ゴヤ | |
着衣のマハ | 裸のマハ |
巨人 | マドリード |
ドーニャ・イサベル・デ・ポルセール | フラットフォードの水車場 |
コンスタブル | |
白い馬 | 干し草車 |
ギュスターヴ・モロー | |
キマイラ | オルフェウス |
ゼウスとエウロペ | 人類の生 |
ミレー | |
糸を紡ぐ少女 | 落穂ひろい |
晩鐘 | 夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い |
鍬を持つ男 | 樫の木陰で座る少女 |
子供に食事を与える農婦 | ランプのもとで縫い物をする女 |
アンドレ・モンシオ | ウジェーヌ・ロジェ |
ディオゲネスを訪れるアレキサンダー大王 | ベンヤミンの解放を拒否するヤコブ |
フレデリック・ロンミイ | アンリ・レヴォアル |
攻囲されたパリに物資を運ばせるアンリ4世 | ルーアンの牢内のジャンヌ・ダルク |