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有名西洋絵画の解説と紹介をするインターネット美術館です。

作品解説「キマイラ」

ギュスターブ・モロー(フランス)1825〜1898

作品名:キマイラ
製作年:1867年
サイズ:33x27.3cm
技法 :油彩 キャンバス
所蔵 :ケンブリッジ(アメリカ) フォッグ美術館 
モロー  キマイラ
 

ギリシャ神話にある「キマイラ」は頭が獅子、胴が山羊、尾が蛇で口から火を吹く怪物だが、これは同じギリシャ神話のケンタウロスかペガサスに近い。
フランス語では「シメール」といい「空想」や「幻想」を意味するらしい。つまり、女性がシメールにしがみつき空想の世界へ旅立つ場面を描こうとしたのではないかといわれている。
モローの作品の油彩画は大作が多いのに、この作品は縦横30cm程度の小作品だ