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有名西洋絵画の解説と紹介をするインターネット美術館です。ゴッホ ローヌ川の星月夜

作品解説「ローヌ川の星月夜」

ヴィンセント・ファン・ゴッホ (オランダ)1853〜1890

作品名:ローヌ川の星月夜
製作年:1888年
サイズ:73x92cm
技法 :油彩 キャンバス
所蔵 :個人蔵
ローヌ川の星月夜

ゴッホのなかのリリシズムは、ほとんどつねに、その強度と明るさのために,リリシズムとしての外観を失ってしまう。しかし,自然との共感のもとにのみ描こうとするゴッホは.本質的に詩人であり、それが時として、きわめて美しく繊細な外観をともなってあらわれることがある.二人の恋人たちを前景にもつ星々のきらめくこの夜想曲ほ、駕くべき繊細な情緒にあふれている。
ゴッホは,アルルに到着してすぐ,夜の美しさを何度か描こうとしてテオに手紙を送っている。だが,彼がようやく夜のテーマを手がけたのは9月になってからであった。そのかわり、この地方では星のもっとも美しい月である。伝説によればゴッホは帽子にロ−ソクを立てて夜の戸外で制作したという。実際は、ガス燈の光で制作したようである。いずれにせよ夜の美しさに包まれた詩人の姿だろう。                 


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