作品名:牧草地の牛 製作年:1874年 サイズ:60x73cm 技法 :油彩 キャンバス 所蔵 :東京 富士美術館 |
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![]() こうした形態的な工夫に加えて,シスレーは田舎の人物を措き入れることで,この場面が単なる田園風景ではなく,労働の場所でもあることを示している。草をはむ牛を見守っている田舎娘が,日中の陽射しを避けるわずかな影を求めて,木のかたわらに立っている。シスレーが1871年にコミューンの混乱から逃れて移り住んだルーヴシエンヌの村は,中景の松の木々の聞から遠望される。 この絵は年記を欠いているが,ここに描かれた季節から判断して,おそくとも1874年の夏までに描かれたはずである。シスレーは1874−75年の冬にはルーヴシエンヌを発っている。そのために,第1回展に出品されるには完成が間に合わなかったが,展覧会に送った風景画,セーヌ川に沿ってパリから西を描いた作品群と同じグループに数えられるものである。ただし,この作品を第1回印象派展に出品されたものとする意見もあることを付記しておく。 この作品はギャラリーアオキ購入できます。 印象派と呼ばれる人たち「シスレー」 |
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