シスレー

ルノワール

Alfred Sisley 1839~1899

私の名前はアルレッド・シスレー
名前を見ればわかると思うが私の両親はイギリス人だ。仕事の関係でフランスで暮らしていたため私はフランス生まれのフランス育ちだ。

私が印象派の一人として評価されたのは大変名誉なことだ。
季節の移ろいや時間の経過とともに変化する光や風の匂い、その時々で変化する風景を描くことは私が生涯かけて取り組んできた絵画制作の大きな課題だった。そのことに挑戦することが印象主義の本質だと思っている。
そうゆう意味で私は印象主義者だと誇りを持って言える。そして、モネもまたその一人である。

1860年、私が21歳の時、グレールの画塾に入った。この画塾は無料で非常に自由な雰囲気があり革新的だった、そこで出会ったのがモネやルノワール、バジールなどだ。同じような年代の彼らとは馬が合い絵画談議も弾んだし多くのことを学んだ。私の印象主義のスタートであったと思う。

私が画家として最も親近感を抱いている画家はピサロとモネだ。
ピサロは兄のような存在で、良き相談相手でも会ったと同時にそっと見守ってくれるような温和な人だった。
一方、モネは作品作りに野心的で改革的であった。しかし、互いに印象主義者として向いている方向は同じであったと思う。

ピサロやモネに誘われ「第一回印象派展」から出展したが私の作品の評判はピサロとモネの後ろに隠れ可もなく不可もなくといった評価のようだった。

​1871年に父の会社が倒産し父も死去。経済的に困窮し非常につらかった時代だったがモネやルノワールも同じような境遇で日々の生活に苦労しながらも私の力になってくれた。彼らには本当に感謝している。
私は生涯の画家生活を印象主義で貫いたが、いい友人を得たことと、満足のいく作品を残せたことに誇りを持っている。

​どうか、私の作品も観てください。

​​そして、気に入った作品があったら買ってください。

「ルヴェシェンヌの風景」1973年 油彩 カンヴァス