1632年、デルフトで画商で宿屋を経営していた家庭に生まれる。
義兄は額縁づくりの職人で父の経営する宿屋には有名無名の画家たちが頻繁に出入りしていた。そんな環境の中でフェルメールは育った。
レンブラントと並び17世紀のオランダ美術を代表する画家とされる。生涯のほとんどを故郷デルフトですごした。
フェルメールが画家として登録されるまでほとんど何の記録もないため、画家としての修行をどのようにしてきたのか不明である。
作品は、目の前にある何気ない現実を忠実にそして細密に描写しているのだが、その裏に潜む「意味深」なメッセージに気づくとフェルメールという人物像の一端が見えてくるような気がする.
フェルメールの作品は世界中でも30数点しかない、描いた作品数が少ないのではなくそれしか残っていないのだ。
何しろ150年ぐらい前まで、誰もフェルメールのことを知らなかったのだから。とにかく非常に謎が多い人物でもある。
フェルメールが亡くなったときには、まだ一人前にならない子供が8人もいたというのに不思議なことに子供を描いた作品は一点もない。
|