誰が見てもポール・セザンヌを意識した作品であることが分かる。 モティーフや構図はセザンヌそのままだが、その色彩と色の配置においてキスリングらしさが出ている。 背景は黒く塗られ、青い花瓶とテーブルクロスの赤、果物の黄色や薄緑、全体の配置と寒暖色のバランスがとても自然で美しい。 キスリング23歳の時の作品。