ジャン=フランソワ・ミレー(フランス1814〜1875) 「木陰に座る羊飼いの娘」1872年 油彩 カンヴァス 65.4x54.9cm  ボストン美術館

西洋絵画美術館 >> ロマン・写実主義 >> 木陰に座る羊飼いの娘                               ミレーの複製画




ミレーは妻カトリーヌの湯治のため、1866年から68年の夏、3度にわたってフランス中部のヴイシー温泉を訪れた。そのときのスケッチをもとに、のちにアトリエで措かれた作品。少女が持つ羊毛をくくりつけた棒は、羊の番をしながら糸を紡ぐためのものだ。
少女のスカートや地面に落ちる木漏れ日、少女の顎に下からの光が反射するようすなど、戸外の光線が及ぼす微妙なニュアンスをとらえようとしている。さらに白い斑点として措かれた木漏れ日の周囲には、青や緑の色彩が用いられている。自然観察の結果でもあるが、同時に、この描き方には当時の印象派の画家たち、とりわけルノワールの影響がうかがえる。




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