ギュスターヴ・モロー(フランス1825〜1898) 「人類の生」1886年 油彩 板 33.5x25.5cm 各9枚 半円部 37x97cm パリ ギュスターヴ・モロー美術館

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 祭壇画のような晩年の大作、最上部の半円にはキリストが描かれ、その下の3枚x3段は旧約聖書のアダムから始まりキリスト教の主題が描かれている。
しかし、ギリシャ神話の詩人オルフェウスも登場しており神話と宗教がごちゃ混ぜになった感がある。モローによると「人生の三つ時期を表す総合的な主題を扱ったものである」とのこと。
しかし、3枚x3段の各作品はそれぞれが未完成であり、その理由が明確でない。完成された人生がないことを考えれば多分に意図的なものではないだろうか。