ファン・ゴッホ (オランダ1853〜1890) 「糸杉と星の見える道」 1890年 油彩 カンヴァス 91x72cm  クレラー・ミュラー美術館

西洋絵画美術館>>印象主義>>糸杉と星の見える道                     ゴッホの複製画


糸杉と星の見える道 ゴッホ  糸杉を主題とする作品のなかでもっとも著名なもの。星、糸杉、 麦畑、馬車、小屋、サン・レミ時代の要素のすべてがここにそろっている。
道と糸杉と麦畑と空の接合部分になにかしらアンバランスが見いだされるが、サン・レミ時代の一つの象徴的な作品として、そのロマンティクなかおりとともに人びとに広く知られている。
ゴッホは,ゴーギャンにあててこの作品について詳細に書いている。しかし手紙は未完のまま、オーヴェールでの遺品中から発見された。彼はまた別な手紙で糸杉について語り「エジプトのオベリスクのように美しい」という.その色彩の黒味をおぴた緑を表現するために彼は心を砕いている。とりわけ、それを夜の効果のなかで措こうとすることはかなりの困難を要したにちがいない.ノルデンファルクはこの糸杉を評して、「土から燃え上る黒い炎」と形容している.

ゴッホがゴーギャンに宛てた手紙。
 
「ぼくは今でもサン・レミで最後に描いた糸杉と星空の絵を持っている。
 夜空には輝きを秘めた月があがり,この三日月は大地におちてきている不透明な影の間から姿を現している。
 光を集めて満ちているもうひとつの星,ばら色と緑のひそやかに輝く星が雲の流れゆくウルトラマリーンの空にかかっている。下方には,高いよしたけの茂みに囲まれた街道があり,そのかなたに青いアルピーヌの山脈が低くつづいている。
 窓にオレンジ色の明かりをともした古い宿屋,高くそびえ立つ1本の糸杉がまっすぐに,黒々と立っている.街道には白い馬にひかれた黄色の車が一台と,その前を散歩する人影が二つ.すごくロマンチックなんだが,これがブロヴアンスなんだと思うんだ」

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