カラヴァッジョ(イタリア 1571〜1610) 「いかさま師」 1595年頃 油彩 カンヴァス 94.2x130.9cm キンベル美術館(アメリカ)

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カラヴァッジュが世に出るきっかけとなった作品。
カラヴァジョが24歳の時、ローマで修行中に描いた作品だが、当時の実力者デル・モンテ枢機卿の目にとまり、高額で買い取ってもらった上に枢機卿自らの邸宅に住むことを許可され、枢機卿の後押しで教会礼拝堂の壁画を依頼されるなど、この作品によって上昇気流に乗ったといえる。
この作品では二人の男が左の若い男をカモにしようとしている。中央の男が覗き見をし仲間に数を知らせている場面。
カラヴァッジョの作品はその後、多くの画家たちによって継承されており、中でもラ・トゥール(1593〜1652)の『クラブのエースを持ついかさま師
は有名である。
この作品は永らく行方不明となっており1987年スイスで発見された。
カラヴァッジョの凄さは表情だけでなく着ている衣装や画面の片隅にある小道具まで微細なものでも手を抜かずしっかり描き込んでいる事である。
そうしたリアリティが作品のドラマ性を高め感動的なものとして仕上がっている。

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