ベラスケス(スペイン 1599〜1660) 「ウルカヌスの鍛冶場」 1629年 油彩 カンヴァス 165x225cm マドリード プラド美術館

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この作品もギリシャ神話にちなんだ作品。
左の太陽神アポロンが、軍神マルスと通じた愛と美の女神ヴィーナスの不貞を、ヴィーナスの夫である火と鍛冶の神ウルカヌス(左から2番目)に密告するために訪れた場面を描いているといわれている。
しかし、我々日本人の眼から見るとこの光景はあまりにも世俗的で不自然な気がする。ウルカヌスにはまるで神々しさがなく、とてもヴィーナスの夫には見えないし、太陽神アポロンもこのような場所で不貞の密告などするであろうか。また他の職人たちも話を聞いているではないか。
何か状況設定に不自然さがあるのが気になる。