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有名西洋絵画の解説と紹介をするインターネット美術館です。フェルメール 真珠の耳飾りの少女

作品解説「真珠の耳飾の少女

フェルメール(オランダ)1632〜1675

作品名:真珠の耳飾りの少女
製作年:1665年
サイズ:47x40cm
技法 :油彩 カンバス
所蔵 :ハーグ マウリッツハイス美術館
フェルメール 真珠の耳飾の少女
 

こちらを振り返る少女が、トルコ風のターバンを巻き、大きな真珠の耳飾りをつけている。強い光を受けた少女が暗い背景から浮かび上がってくることで、エキゾティックで神秘的な雰囲気を醸し出している。いきいきとした表情を出すために、両目に光が入れられている。この少女は特定のモデルを描いた肖像画にしては、理想化されすぎている。
 これは17世紀にオランダでしばしば描かれた、「トローニー(特定の肖像とはいえない人の顔を描いたもの)」に分類できる。1676年フェルメールの没後作成された財産目貪剥こ、「トローニー」という記載が2点見られ
ることは、フェルメールも「トローニー」に手を染めていた証である。

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