サンドロ・ボッティチェリ(イタリア 1444〜1510) 「サンタンブロージョの祭壇画」 1470年頃 テンペラ 板 170x194cm  ウフィッツイ美術館

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ベネディクトウス修道院のサンタンブロージョ教会から1808年になってアカデミア美術館に運ばれた祭壇画。完成当初より同教会に飾られていたとされているが、作品中にはサンタンブロージョ教会の守護聖人である聖アンプジウスもベネディクトウス修道会の聖人も登場しておらず、玉座の聖母の足元にはメデイチ家と昔から関連のあった聖コスマスと聖ダミアヌスがひざまづき、他にもマグダラのマリア、洗礼者聖ヨハネ、聖フランチェスコ、アレクサンドリアの聖カテリーナが描かれている。さらに、アッシツジの聖フランチェスコが画中に登場していることから、1500年代にヴァザーリがモンテヴァルキのサン・フランチエスコ教会で目にしたボッティチェッリ作の板絵と同一作であることも考えられ、今後の実証が待たれる。一方、別名の由来となっているコンヴェルティーテ(改心)修道院を作品の出所とする仮説はすでに否定されている。慎重な修復によって上塗りの部分が除去されてオリジナルの様相が再現された結果、ボッティチェッリが修正を加えながら創造性を自由に発揮した作品であり、彼による最初の祭壇画であることが確認された。コンポジションと絵画様式においては、ボッティチェッリがプラトで師事したフィリッポ・リッピ(スボレートに発つ1467年まで)の影響も明確になった。また、同年にボッティチェッリの親方であったヴェロッキオの影響も、衣裳の金属的な質感に見て取ることができる。

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