フレデリック・バジール (フランス1841〜1870) 「村の眺め」 1868年 油彩 カンヴァス 98x128cm ファーブル美術館

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前年の夏、帰郷した際に大作《家族の集い》の制作に没頭したバジールは、1868年の5月から11月にかけて故郷のモンペリエとその近郊のメリツクに長期滞在し、豊かな自然のなかで本作と《投網を打つ漁師》に取り組んだ。群像と単身像という違いはあるものの、本作は1年前の《家族の集い》と同様、陽光に照らされた田舎を見下ろす高台にモデルを配し、人物には控えめな照明を与えるという共通した光の配分がなされている。さわやかな夏の日射しの描写がじつに好ましく、木立を描き出すタッチ(筆触)ものびやかで心地よい。翌1869年のサロン(宮展)で入選を果たした。

バジール 村の眺め

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