オーギュスト・ルノワール (フランス1841〜1919) 「二人の姉妹」 1881年 油彩 カンヴァス 100.5x81cm シカゴ美術研究所

西洋絵画美術館>>印象主義>>二人の姉妹                               ルノワールの複製画


ルノワール 二人の姉妹



 おそらくこの作品は、第1回のアルジェリア旅行から帰ってきた1881年の前半に、パリ郊外のレストラン、フルネーズで描かれたと思われる。
 彼はここでこの頃、前年に始めた大作《舟遊びの昼食》を仕上げようとしていた。
 一方で風景画にも意欲を燃やしていたと見え、この年の春に彼は手紙で、「いま女や子どもたちのいる花咲く木々に取り組んでいる」と言っている。
 
 女性や子どもを題材に、生命力の溢れる作品を生み出したルノワールだが、それがそのまま風景画において表現されたのがこの時期の何枚かである。
 彼はもう1年もしないうちに、印象派の自由気ままな筆触に別れを告げるが、その最後の時期に、微風に乗った草花の香り、そして季節の移ろいをみごとにとらえた印象派らしい風景画を生んだのである。
 この絵においてルノワールらしさも、はっきりと現れている。セーヌ河の広大な空間をあえてわき役にし、二人の姉妹の帽子の花飾りや手前の籠にある毛糸玉の鮮やかな彩りを描き作品に華やかさを強調している。
 画面左の女性はコメディー・フランセーズ劇場の女優の卵、ジャンヌ・ダルロー。


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