西洋絵画美術館
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「ブランコ」

ピエール・オーギュスト・ルノワール  1876年 油彩 カンヴァス 92x73cm 
パリ オルセー美術館


Pierre Auguste Renoir
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ブランコ
 
 
画面中央で楽しげにぶらんこに揺られているモデルはジャンヌ。再びリヴイエールによれば、ジャンヌは「大きな黒い瞳、赤い唇、明るい栗色の巻き毛」を持った16歳の娘(この絵を制作した時はすでに17歳)で、ムーラン・ド・ラ・ギャレツトで彼女を見かけたルノワールは一目で気に入り、渋る彼女とその母親をあの手この手でかきくどき、何とかモデルになることを了解させたという。
このジャンヌは《ぶらんこ》だけでなく、《ムーラン・ド・ラ・ギャレツト≫でも主要なモデルを務めている。また傍らの二人の男性は、ルノワールの弟エドモンと画家仲間のノルベール・グヌットではないかとされている。
 降り注ぐ木漏れ日を浴びながら、楽しげに語り合う男女の姿は、まさに印象派の世界そのものである。だが、それゆえにこの作品が1877年の第3回印象派展に出品された時の観客の反応は、あまり芳しいものではなかった。例えば展覧会が始まって三日目の『レヴェヌマン』紙に掲載された批評は「この作品では太陽の光が非常に奇妙なやり方で処理されており、まさしく人物の衣装に油染みのような効果をもたらしている」と椰輸しているし、『パリ=ジュルナル』紙は「ルノワールはこの会場では多産かつ大胆不敵な画家の一人である。私は彼の《ぶらんこ》を推薦するが、これほどグロテスクで恥知らずな作品もないだろう」とこき下ろしている。
 
 
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