西洋絵画美術館
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「帽子をかぶって椅子に座る女性」

パブロ・ピカソ  1941年 油彩 カンヴァス 130.5x97.5cm 
スイス  バーゼル美術館


Pablo Picasso

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ピカソ 帽子をかぶって椅子に座る女性
 
 
日本の小話を紹介します。(ある美術館で奥様とその付き人の会話)
奥様: わたくしこう見えても絵にはちょっと詳しいのよ。
     あれはモネでしょ、そちらのはルノワールね。ほら、それはゴッホ。
     そしてこれはピカソね。
付き人: いえ奥様!それは鏡でございます。

モデルはピカソの何人目かの恋人で写真家のドラ・マール。滑稽と思えるほど変形した様相はだれがモデルであろうが関係なさそうである。容赦なくモデルを突き放した画家の視線だ。このころピカソとドラ・マールとの間に危機が訪れていたことが影響しているのかわからないが、このようにドラの肖像画には、驚くほど多様な描写方法で、変化にとんだ彼女の表情が描かれている。
ピカソは自身が受けた印象を素直に描いただけだと言っている。だが、ドラ・マールは何点もの自分の肖像画を指さし「これらは、みんなピカソよ。まったく自分じゃないわ」と叫んだという。
いったいピカソは出来上がった作品をモデル見せて何と説明したのだろうか?
 
 

 ギャラリーアオキ・ モネ、睡蓮 レンブラント、夜警・ ロンドン、ナショナルギャラリー
ゴッホの手紙 世界に広がる印象主義


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