西洋絵画美術館
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「アルルカン姿のパウロ」

パブロ・ピカソ  1924年 油彩 カンヴァス 130x97.5cm 
パリ  ピカソ美術館


Pablo Picasso

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ピカソ「アルルカン姿のパウロ」
 
 
1921年に最初の妻オルガとのあいだにパウロが生まれてから、幼い息子の肖像をピカソは数多く描いた。ピカソが自分の分身と考えていたアルルカン(道化師)の衣装を身に着けているパウロ。つぶらな瞳やふっくらとした薔薇色の頬に子どもらしさを表現。
さらに柔らかで繊細な質感が伝わるフリルの襟や袖がその可憐さをいっそう際立たせている。その姿から、ピカソが息子に向けたやさしいまなざしが伝わる。
別の位置にあった両足が着彩されていない椅子の足元に描き残されていることが画面全体に思わぬ動きを与えている。
しかし、この作品が未完成であることはだれの目からも明らかだが、ピカソの思惑はどうであったのだろうか、かわいい息子の肖像を中途で終わらせるには何らかの事情があったのか、あるいは動きを与えるための意識的なものなのかピカソ自身に聞いてみたいものである。
 
 

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