カラヴァッジョ(イタリア 1571〜1610) 「果物籠」 1597年頃 油彩 カンヴァス 31x47cm ミラノ アンブロジアーナ絵画館

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思いのほか小さな作品であることに驚く(31cmx47cm)
カラヴァッジョがデル・モンテ枢機卿に気に入られ枢機卿の邸宅に居候している時に描いた作品だが、このころカラヴァッジョはルネサンス作品の研究を熱心に行っている。
この作品ではリアリティの追求に力を注いでおり、枯れたイチジクの葉やりんごの虫食いあとなど、美しく描くことよりもより写実的に描く現実感を大切にしている。

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